外見を言葉で表現すれば、絵本から抜け出してきたような可愛い外見。
体を覆う毛が長く、瞳が大きくて鼻がつぶれているけど愛嬌たっぷり。
歩き方も愛らしく、すぐに抱きしめてあげたくなる犬。
でもそんな私たちの印象とは裏腹に、ペキニーズは大胆かつ勇敢な性格をしています。
そして「犬」という見方で接すると、その見方も覆してしまう。
おおよそ犬らしくない、気まぐれで猫のような性質だとよく表現されます。
どうみても犬なのに、猫の性質?
…と、このユニークなペキニーズの持つ外見と
中身のギャップに興味を惹かれる方も多いでしょう。
ペキニーズを飼われた方々の多くはこの犬の愛らしさ、可愛らしさに夢中になり、
また飼うならこの犬種、とお答えになる方も多いのですが、
同時にペキニーズは難しいので
二頭目にしたほうがいいとのアドバイスもよくみられます。
飼う前にこの犬との相性を知っておいたほうがいいでしょう。
毛が長い犬でもあるので、まずここに気をつかわねばなりません。
喘息や、アレルギーのある方、ご家族にお持ちの方がいれば十分よく検討して
飼う事をお決めになったほうがいいかもしれません。
アレルギーなどの点は問題なくても、被毛の手入れはマメにしたほうがよい犬種です。
手間がある程度かかるという事を、飼う前に納得しておきましょう。
ペキニーズはどんな犬か、どんな点に気をつけて飼うべきなのか、
この犬の背負う歴史、知っておいたほうがいい情報をご紹介していきましょう。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
犬というと人間に忠実であり、愛情を求める性質で、とにかく後ろをくっついて回り、
色々な躾に対しても順応性が高いというイメージがあります。
しかし、ペキニーズにはこの一般的な犬のイメージが当てはまりません。
ペキニーズはペキニーズ!
まるでオンリーワンとでも言えるような独特の性格を持ちます。
ロマンチックな外見に見えますが、気性は意外に激しく勇敢です。
頑固な一面を持ち、気まぐれなので少し扱いが難しいともいえるでしょう。
もちろん、個々のペキニーズの性格には微妙な違いがあり、
必ずしも上記の性格が当てはまるとはいえませんが、
大体このような性格だと言える犬なのです。
しかしそこがたまらない、という方もおられるはず。
ペキニーズは縦の関係を重視し、横の関係にはそう熱心ではありません。
どういう事かというと飼い主への愛情はとても深い犬なのです。
真っ直ぐ飼い主の方を向いて他を見ません。
その反面、人見知りをしたり、
他の犬とはあまりすぐには打ち解けられないという性格もあります。
この辺りはペキニーズの歴史で触れましたが、
特異な環境下で育まれた影響もあるかもしれません。
でもそういう個性的で独特な性格ながら、
これほど根強い人気もないというくらい愛されている犬でもあります。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
ペキニーズは「獅子犬」「太陽犬」とも呼ばれますが、
その由来は獅子のような体つきで洋梨のような体型、
前はがっしりで後ろにいく程、細い体つきになっています。
威風堂々とした、たて髪を思わせる被毛。飾り毛が豊富で長く、
その毛はまっすぐで柔らかい。そして毛の色は太陽のように輝く金色。
まさに実際の標準的なペキニーズを見てみると、
これらの名前に納得していただけるはずです。
また「袖犬」とも呼ばれていましたが、
それは中国の宮廷内でごく限られた範囲でしか飼われていなかった頃に
袖の中に入れて持ち歩かれたということからです。
それだけ小さい、また重さもそう重くないという犬です。
しかしメスがオスよりも重いという珍しい犬種でもあります。
そしてペキニーズの特徴として顔。目は大きく出ています。
鼻が短く、鼻周りにシワがあり、
全体的にぺちゃっと潰れたような顔立ちをしています。
このような顔の犬は短吻種(たんふしゅ)と呼ばれており、
この犬種はいびきをかきます。
ペキニーズの特徴の一つに歩き方もあるでしょう。
足が短く、回しながらの歩行になり横にゆらゆらとゆれるように歩きます。
その姿はまるで玉が転がっているようにユニーク。
小型の愛玩犬というイメージにおさまらず
長い立派な飾り毛を揺らしながら堂々歩く様には威厳すら感じる魅力的な姿です。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
1000年というと、気の遠くなるほど昔の話でピンときませんが、
ペキニーズにはこれだけの長い歴史があるのです。
そして「ペキニーズ」とは英名であり、その意味は北京犬。
地名が名前の由来となっている通り、ルーツは中国にあります。
8世紀の中国、唐の時代の記録にはもう存在が確認されているというのですが、
日本でいえば奈良時代、奈良の大仏が建立された時代です。
その歴史の古さが実感できますね。
中国宮廷内でごく限られた人間しかペキニーズには関われず、
歴代皇帝に愛されてきた愛玩犬だったといいます。
宗教とも関わりをもたされていたようで、
神聖視されて特別な扱いを受け、秘された場所にて飼育されてきたペキニーズ。
皇帝が死を迎えると、その柩が墓へと向う先導をこの犬が担当しました。
それほど、この犬は地位が認められていたのです。
門外不出のはずで、国最高の権力を持つ歴代皇帝達の独占犬種だったペキニーズ。
では今私達が見ることのできているペキニーズは
どうやって表に出てきたの?ということですが、
19世紀に起こったアヘン戦争にて宮廷に入ったイギリス軍の手により
5頭のペキニーズが確保されたといいます。
これにより、厚いベールに包まれたこの神秘的な犬が、
私達の前に姿を姿をあらわす事となったのです。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア